●フリーゲージトレインは悪くない

 JR九州は7月25日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームに対して、長崎新幹線(九州新幹線西九州ルート)へのフリーゲージトレイン導入は困難と伝えた。フリーゲージトレインは左右の車輪の間隔を伸縮させて、レール間隔の広い新幹線と狭い在来線を直通できる。

佐賀県は田舎ですが交通の便はさほど悪くありません。佐賀市から博多駅までは特急電車で37分ぐらいで行けます。往復で2260円と特急であることを考えると比較的安価です。また、大阪方面へ向かう場合は、博多駅乗り換えで何の不便もありません。新鳥栖で新幹線に乗り換えできますが、料金が上がるのであまり経済的ではありません。新鳥栖ー肥前山口間を新幹線化すると、この便利な特急が大幅に減便された上、新幹線化されれば料金も上がります。つまり、メリットが薄い建設費負担もして、日常の利便性や経済性まで奪われるという、佐賀県にとってはほとんど全く利益がないのが九州新幹線長崎ルートなのです。絶対反対です。スーパー特急で十分です。そっちの方がそのうち佐世保方面の特急の速度アップにも繋がり、新幹線では全くメリットが無い佐世保方面のためにも成ります。
より大きな視点で言えば、整備新幹線という国策に対して、地元負担を求めるという考え方がおかしいのかもしれない。要は、新幹線に限らず国でやるべきレイヤー、都道府県がやるべきレイヤー、市町村がやるべきレイヤーを整理して、財源もそれに見あった形にしないといけないのではないか。新幹線で言えば、路線を国が持った場合、駅の建設費や周辺整備は地方自治体のレイヤーになるだろうね。もし、国という単位が大きすぎるなら、道州制も検討に値する。維新のかつての主張や、大阪都構想の論点を参考にしてみたけど、橋下が消えて以降、こんな議論はとんとされなくなったね。